COLOR


アマンは考えました…。
どうすれば髪を傷めずに(正しくは最小限のダメージで)
お客様の希望をかなえられるか。
もちろん色味は何とでもなります。
が、希望の色にはなりましたが髪はボロボロになっちゃいました…;では、
おしゃれという意味ではまったく成功とはいえません。
簡単に希望の色味を出すには強いカラー剤を使えば済むことですが、
それでは市販のカラー剤を買って使った方が色味がキレイに出ます。
しかし私達美容師は不特定多数のお客様を相手にしていますので中には肌の弱い方もいます。
そういうお客様に強い薬液を使ったらとんでもないことになります。
いわゆるかぶれですがカラー剤によるかぶれはひどい時は
(極論ですが)死ぬ場合さえあります。個人が自分で染める場合は
使用者責任は個人にありPL法は個人が
背負うことになりますが、
商売でやっている私達はそうは行きません。大変な責任を負わなくてはなりません。
そのため何種類もの薬液を使い分けることで対応しているのです。





一般的なカラー剤です。
市販されているものもほとんどがこのタイプです。
特徴としては発色が良いことでしょう。
しかし明度を明るく場合、髪の負担はかなり大きいのです。
現在では改良が進みダメージを抑えるよう工夫されてきてはいますが、
他のカラー剤に比べれば強いことには変りありません。


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これは解釈がいろいろあり拡大解釈されているため
どこまでを酸化染料と呼ぶかは企業サイドに
任せている状態です。
正しくはpH5.3以下ぐらいをそう呼ぶべきでしょうが、
pH7以下でも酸性酸化染料と呼んでいます。
なぜおかしいか?髪のpHは5,3前後なのです。
つまり髪を中性とした場合はpH6では弱アルカリなのです。
pH7を中性と考えるとpH6は確かに酸性なのですが
つける相手はPH5.3前後の髪です。




これは簡単に考えれば爪に塗るマニキュアと同じと考えて下さい。
髪内部の組織までは入りません。
キューティクルの3層目(エンドキューティクル・髪の話で詳しい解説)
までしか入らないので髪に対してのダメージは少なくて済みますが
若干の揮発成分が入っているため仕上がるとギシギシすることがあります。




インドあたりでは古くから染料として生活に根付いていました。
肌に刺青のようなものを書いて儀式に使ったり
布を染めるのに使われていましたが、
髪を染めるのにも古くから使われていました。
ミソハギ科のシコウカという植物の葉の粉末です。
天然物なので色味は限られていますが、
幅広い色味を出すために酸化鉄などの混ぜ物を入れているものも
ありますがヘナカラーとしての意味がありません。


             現在アマンで使われているカラー剤です。
          上からプロマスター
マテリア、キャラデコ、レアラ
    
それぞれに特徴がありお客様の要望により使い分けています。
     





今最も盛んに行われている技術ではないでしょうか?
希望の色味にするにはなるべくキャンバスである髪は
白に近いほうがきれいな色味が出せます。
そのために黒髪の色を抜くことをブリーチといいます。
色を抜く…つまり髪の色素を破壊するのです。
髪の中にはメラノサイトという色素が含まれています。
東洋人や黒人は黒が強く、欧米人はメラノサイトが少ないのです。
ですから欧米人は髪が痛んでいるわけではなく、むしろ東洋人よ
りある意味(Aコルテックス系が)丈夫なのです。
私達が行う技術の中でブリーチが一番髪を傷めます。
希望の色味を求められる以上必要悪なのかもしれません。