本栖湖

君はあのスーパーブラウンを知っているか

朝もやの中遠く近くライズの音がする…『ジャバーーーン!!』
突然大きなライズがするが、はるか沖合いのようだ。
またシーンと静まり返る…ライズの方へ向けてひたすらロットを振る、手繰るラインに変化はおきない。


1980年前後本栖フィーバーと呼ばれた時期があった。
誰が放流したのかはわからないがゲリラ放流によってある程度まとまった数のブラウンが放たれた。

元々はヒメマス釣りとしては有名だったこの湖の小魚を餌として巨大化したビッグブラウン、やがて噂が広まり本栖湖で釣れることが知れ渡ると大げさではなく全国からアングラーがはせ参じた。
正月ともなれば湖畔でキャンプしながら日の出とブラウンを拝もうと多数のキャンピングアングラーが集った。
しかし絶対数は少なく釣竿の数は多い、結局手中にできたのは数パーセントの人達だと思う。
噂が広まった当初は私も3割4割の確率があったが次第に釣果は減り、決定打はあるルアービルダーが本栖湖でトローリングを試み結構な型と数を上げそれをアングリングに載せた。
これをきっかけにマイボートを持ち込む人、エレキを使う人らで釣りつくされてしまったようだが
いまだにいると信じて通うアングラーもいる。

また近年本栖漁協がニジマスの放流に力をいれかなり大型化し始めている、しかしトラウトマンとして残念なことはブラックバスがいることだ。
ここのバスは餌が豊富なせいか(小魚も昔よりだいぶ減ってしまったが)大型が多い。

改めて冬の一日、わずかな確率を信じ、また往時をしのんで湖岸に立ってみるのも良いかも。

 

①忘れもしない1982年1月12日風波のため濁りの出ていた湖岸直近スプーンを追ってきた2匹のブラウンのうちの雄をヒットさせた。


②いわゆるトンネル下、ある冬の夕方フライで立て続けにブラウンをヒット計5匹あまり型は40センチ台だったが楽しめた。

➂やはりある夕方数人がほぼ同じポイントをフライで攻めていたところ私が40センチ台をヒットさせた。

④競艇学校横のワンドだが30~40センチクラスが良く釣れた。

➄本栖湖へ通い始めた頃、早朝沖合いに浮かんでいたテニスボールに巨大なブラウンがじゃれてジャンプしたのを見た…これが熱病の始まり。

⑥若干遠浅になっていて少したちこんでフライで30センチクラスを数匹あげた。時間帯によっては大物が回遊してくる。

⑦ある年のたしか5月初旬、雨のなかでラパラをキャスト、沖に出ていた岩の脇をユックリ沈めないように引いてきたとき突然ラパラに襲い掛かったブラウン62センチ