芦ノ湖

私が芦ノ湖へ通いだして25年以上経ちます。
口の悪い人は大きな釣堀などと言いますが決して侮れないフィールドです。
なめてかかればベテランといえどもボーズを食います。


上図はトローリングから見たポイントです。殆ど全域がポイントと言っても過言ではありません。
しかし時期によってはヒットするポイントが絞られます。
初期は放流間もない魚は比較的岸よりにたまります。
したがって根掛かり覚悟で駆け上がりを攻めると良い結果が出せるようです。
6月以降は魚も水になれるせいか沖目でのヒットが高いようです。
真夏は表面水温が25~26度にもなるため冷水性のトラウトは水温躍層の下にたまります。
水温躍層は水深5~7Mくらいのところにできます。
秋雨が降るころになると表層水と下層水の循環が始まり春先に放流された魚は釣りにくくなります。
そして11月30日まで生き延びた魚は翌年3月1日までは安心して過ごせるのです。

図中の青いラインがトローリングのコースとして私には実績があります。


3~4月

キャスティングに分があるようですがトローラーとて負けてはいません。
ハーリングと12ポンドラインが活躍します。
18ポンドでもリーダーを長く取ることで問題はありません。
30~40ヤードが中心です、朝方はもっと浅いほうが良いようです。
ルアーは比較的小さめが良いでしょう。
あと変則的な狙い方として18ポンドを30ヤード程出しリーダーを20Mくらい取りキャスティングサイズのミノーを早引きすると面白い結果が得られることがあります。

5~6月

鱒たちもだいぶ水になれ沖目を回遊するようになります。
ある程度の群れを作っているようです、あたりのあった場所を繰り返し引くことで数が出ます。
この時期はもっぱら40~70ヤードが中心ですがルアーは色々なタイプを試してみると思わぬルアーがその日の当りルアーになることがあります。

7~8月

この時期のトローリングは鱒たちにもかわいそう、なぜかってリリースできないんです。
生簀に入れる前に弱っちゃって。
できれば避けたい時期ですが、あえて挑戦するなら朝夕でしょう。
それもキープ前提に生簀に入れるよりクーラーに直行させたほうがいいでしょう。

9~10月

この時期は秋雨が降ったり秋風が吹いたりで表面水温のほうが冷えていることがあります。
ただ放流数も増えるので小型の鱒は結構釣れます。
大型の鱒は春から攻められているためか警戒心が強くなってなかなか釣ることができません。
またこれは個人的な見解ですがワカサギを捕食し始めていることと産卵の習性を失っていないため産卵行動をとっているのではないかと思います。
この時期まれに釣れる大物は婚姻色が出ていることからもそんなことが伺えます。

11月~12月

芦ノ湖ではすでに晩秋というより初冬の装いで朝夕は手袋なしではつらい。
しかし年内最後の解禁月、来年3月までの長い冬休みを前に最後の挑戦も楽しいものです。
来年に向けての放流もあり、チビ鱒と遊ぶのも良いかも。
この時期はガツガツした釣りをやらないで今年を振り返ったり景色に目をやったりして最後のシーズンを楽しみましょう。



ルアーによるトローリングやアオミドロフライの作り方、シゲノリリトリーブなどなどルアー、フライフィッシングの楽しさを私に教えてくれたのが芦ノ湖のスーパースター野崎茂則氏である。
彼の直接間接の弟子はいったいどれ程いるのでしょう。
私もその一人と勝手に決めています。