癖毛についてのあれこれ

一口に癖毛と言ってもその特徴は様々です。
毛根のねじれからくるもの・コルテックスの偏りからくるもの・あるいは毛穴の形によるものなどやそれぞれの複合的要因によっても癖の種類が変わってきます。
大別すると捻転毛・扁平毛・連珠毛などに分かれますが、それらが混合している場合も多く一見すると直毛の人でもチリチリ・ボコボコとした毛が混じっていたりします。
傷んだのかな?と感じる方が大半でしょうが、それは癖毛です。
日本人の髪は1:0.7位の楕円毛の方が多く、本人もわからないくらいの癖が入っています。
最も真円に近いのは中国人やベトナム人で1:1の円形をしています。
そのためカツラの材料として輸入しています。


ではそれぞれの癖の特徴をお話しましょう。

【捻転毛】ねんてんもう

読んで字のごとく捻じれが掛かっていて一般に一番多い癖毛ですが、捻れ具合によっては扱いやすい髪にもなります。
つまり髪が落ち着く程度の癖だとかえってスタイルが作りやすいのです。
しかし髪が伸びてくるとハネてしまったり、ウエーブが出てしまったりしてしまいます。
ウエーブが強く出たり、カールになってしまって困る髪はほとんどこの捻転毛です。
原因は毛根の捻れに起因します。髪が成長して毛穴から出てくるまでの間に捻れが作られてしまうのです。その過程でコルテックスは偏ってしまい、捻れたまま安定してしまうのです
しかしこの毛への矯正は簡単ですし、綺麗に仕上がります。

【扁平毛】 へんぺいもう

また読んで字のごとく、これも毛根の形に起因します。
毛根が扁平になっていると板状の髪として生えてくるのです。
癖の特徴としては濡れていると落ち着くのですが、乾くとボワッと膨らんでしまいます。
捻転毛のように落ち着くことはありません。
コルテックスも偏らずに安定しているので矯正がしやすく見えますが捻転毛のようにつややかなストレートにはなりにくいのです。
これは光が当たった対象が滑らかな表面であるほど均一に反射し艶として認識されますが、そうでない場合は乱反射するため理想的な艶感が出ません。
とりあえず真っ直ぐですが、よーく見るとジョワジョワっとしています。

【連珠毛】 れんじゅもう

またまた読んで字のごとくで、数珠が連なったように一本の毛がボコッとしたり太くなったり細くなったりしています。
この癖は扁平毛・捻転毛と違って1本の毛が安定的な形ではありません。
最も矯正の難しい毛です。矯正をしても髪の表面がデコボコしているため上記の扁平毛のように光が当たっても均一に反射せず乱反射しますから理想的な艶になりません。
矯正は形としてのストレートを実現はしますが毛の太さやそのものを変えることは出来ません。
手ざわりはザラザラした感じになってしまいます。

また縮毛という癖毛もありますが、これはアフリカなどの一部地域の人々に見られるもので、一般的な癖毛とは別に考えても良いかと思います。


続いては縮毛矯正に関連付けたコーナーです。